Hextrategy winPC版を用意する


2021年 5月 7日
 
 
 スマホ販売だけでは無くて、予定通り国内の同人販売サイトに PC版を委託販売してみたいと思う。

 そこで HEXTRATEGYを winPCで動作するように改造したい。


 
 

 HSP Dishで作成されたプロフラムを winPCで動くようにするには #packopt runtime “hsp3dish.hrt”を始めに書く。

#packopt runtime "hsp3dish.hrt"

#packopt name HEXTRATEGY

#packopt xsize 640
#packopt ysize 360

#include "hsp3dish.as"
#include "hspmath.as"		; 計算(round用)
#include "hspda.as"			; 実数乱数用

 
 
 後はデータの読み出し場所の記述を整える。

 データの場所は dataファイルを作ってデータは全てそこへ放り込む。


 
 
 .exeと dataの位置関係は次のようになるので


 
 
 こんな感じで修正して

*main

	vers="ver 1.00"

	debugf=-1	; デバッグモードスイッチ(-1=無し、0=表示無し、1=有り)

	fif=3	 ; データフォルダの位置(0=Android、1=PC)
	 if fif=0 : fi=""
	 if fif=1 : fi="../data_file2/"
	 if fif=2 : fi="../assets/"
	 if fif=3 : fi="data/"

 全ての読み込みが “data/ファイル名”になるようにすればいい。

; 座標
	dim hxyd,2,26	; HEX座標変数(0=x、1=y)
	 bload fi+"hxyd.dat",hxyd ; HEX座標データ読み込み

	dim txyd,4,26	; タップ座標変数(0=tx1、1=ty1、2=tx2、3=ty2)
	 bload fi+"txyd.dat",txyd ; タップ座標データ読み込み

	dim cxyd,4,17	; コマンドタップ座標変数(0=tx1、1=ty1、2=tx2、3=ty2)
	 bload fi+"cxyd.dat",cxyd ; タップ座標データ読み込み

 
 
 準備ができたら「実行ファイルを自動作成」を押して.exeファイルを作る。


 
 
 
saveファイルの取り扱い

 saveフォルダを作ってセーブデータをそこで扱いたい。


 
 
 まず saveファルダが無いか調べて、無ければ saveフォルダを作るようにしたい。

	dirlist x,"save",5 ; saveファイルが無い場合は作る
	 if stat=0 : mkdir "save"

 dirlistでフォルダが無いか調べる。

 xは何かの値が入るんだと思うけど、この場合は関係ない、5は「そのフォルダ内のみ検索」だと思う。

 saveフォルダが無い場合は mkdirでフォルダを作る。
 
 
 セーブファイルの取り扱いの位置は次のようになる。

	bsave "save/"+"sy_data.dat",dtn1

 つまり “save/セーブファイル”となる。
 
 
 
アイコンの変更

 スープのアイコン画像をゲームのアイコン画像に変える。

 前回記事を参照して、今回アイコンの大きさはどれくらいのを用意するか考える。

 wikiの.icon記述を参照すると、通常サイズで 32ドット、他に 16ドット、48ドット、192ドxト、特大用に256ドットくらいで良いだろうか。
 
 
 GIMP2で、まず 256ドットの画像を用意しレイヤーの複製で複製したものをレイヤーの拡大・縮小で任意のサイズに縮小する。


 
 
Export as(エクスポート、出力)で windows アイコン(.icon)形式を選んで出力する。


 
 
 実行ファイルのアイコンの書き換えには Let’s HSPIC!を使います。

 ついでなのでファイルのプロパティも少し書き換えます。

 メモ帳で書いて

_FILEVERSION=1.0.0.0
_PRODUCTVERSION=1.0.0.0

FileDescription=STRATEGY GAME
ProductVersion=ver 1.00
ProductName=HEXTRATEGY
LegalCopyright=Copyright (C) 2021 SINSEI PROJECT
 
 
 .txtファイルにして


 
 
 Let’s HSPIC!を起動して、実行ファイル、アイコンファイル、バージョン情報ファイルを指定して Change!を押す。


 
 
 できました


 
 
 こんな感じかな。

 index.htmlと imgフォルダは説明書。
 
 
 以上で winPC版の用意はできました。

「Hextrategy winPC版を用意する」への3件のフィードバック

  1. こんにちは、製品版完成おめでとうございます。
    PC版の場合、セーブファイルなどの中身を確認したり書き換えたりする事が容易だと思いますが何か対策はされますか?暗号化などはデバッグが大変そうで何か簡単な方法は無いかと考えています。
    良いアイディアがあれば是非ご紹介下さい。

    1.  こんにちは、ありがとうございます、おかげさまで何とか完成しました。

       ご質問ですが、自分はそういう深い技術は持ってないので、しまくろねこさんとか HSPの掲示板で聞いてみたら良いかと思います。

       例えば過去の掲示板の記事 http://hsp.tv/play/pforum.php?mode=pastwch&num=62147
       HSP NO ARF 読めないデータ http://hp.vector.co.jp/authors/VA015883/hsp/hna/hna_enc1.html

       まあ、やった事無いので単なる思い付きですけどチェックサムとかどうでしょうか、全部のデータを足して下 4ケタが整合しなければ読み込まないとか、それなら簡単そう。

  2. なるほど、チェックサムで改変されたかどうかを確認するのは手軽ですね。
    試してみたいと思います。ありがとうございます。

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