2016年 3月 10日辺り。
カードゲームも 6割型出来てきたので、この辺でいよいよ Androidでテストする事を考える。
実機(スマートフォン)の用意も並行して考えていくとして、まずは HSP Dish helperの Android版で使う SDK、JDK、NDK、Apache Antの準備から始める。
しかしその前に、素人には SDKとか JDKとか NDKとか似たような言葉が並んで、なんの事かさっぱりだし、インストールを進めていくにしても実にややこしいので、今回はそもそもそれらが何であるのかの解説をしてみたいと思う。
そんなのいらんから準備だけ始める、と言う人はすっとばして次の記事へどうぞ。
まず SDK
SDK(Software Development Kit)ソフトウェア デベロップメント キット、というのは Android(アンドロイド)に限らず、ゲームとかOSとかソフトとか、プログラム全般に対する開発キットの総称。
デベロップメントは「作る」。
アンドロイドの場合は Android SDKという事になる。
一応、アンドロイドアプリ開発の中核、という事になるのかな。
JDK(Java Development Kit) ジャバ デベロップメント キット
Java開発元であるオラクル(サン・マイクロシステムズ)が無料で提供している、Javaでプログラムを作る基本的なソフトウエア開発キット。
というよりは Javaそのもの。
なんで Javaが必要かと言うと、アンドロイドは Javaで作られているから。
NDK
Android NDK(Native Development Kit)ネイティブ デベロップメント キット
ネイティブというのは別の言語の事を意味していて、この場合 Cや C++言語の事を指す。
つまりアンドロイドは普通 Javaで作られているが、部分的に(全部も?)C/C++言語を使いたい時に使う。
Apache Ant(アパッチアント)
ビルダー、と言っても自分にも良く分からないが、コンパイラとか.exeファイルにパケッージとか、そういう作業を一括、あるいはオプションで様々な変換作業(ビルド)をしてくれるソフトらしい。
厳密には違うが、要するにコンパイラ。
Eclipse
Javaの統合開発環境の一つ。
統合開発環境というのは、テキストエディタとか、コンパイラとか、デバッガみたいのがセットになった「プログラム書くのから、.exeファイルのパッケージまで、全部この一つのGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス(視覚的な操作環境))でできるのさ」というようなものである。
例えば、HSPもたしか統合開発環境のはず。
Cygwin
Windows上で UNIX(ウインドウズとは別のOS)を仮想的に動かすソフト。
厳密には違うらしいが、要はエミュレーターの一種だと考えれば良い。
Android Studio
Googleが用意した、アンドロイドアプリ開発用の、専用の統合開発環境。
HSP Dishでは使わないが、SDKインストール時にセットになってたりして、ややこしいのでとりあえず。
Eclipseではなくて、こちらで HSPじゃなくて Javaで開発したい、と言う人には良いだろう。
どの道 HSP Dishには関係無い。
構成としては3つ考えられる。
1、HSP Dish helperを使う
2、Eclipseによる開発環境
3、Android Studioによる開発環境
HSP Dish helperの場合
使用する開発環境 | で使うもの |
HSP Dish helper | SDK |
JDK | |
NDK | |
Apache Ant | |
Eclipseの場合
使用する開発環境 | で使うもの |
Eclipse | SDK |
JDK | |
NDK | |
Cygwin | |
Android Studioの場合
使用する開発環境 | で使うもの |
Android Studio | SDK |
JDK | |
NDK | |
何でこんな表を書くのかと言うと、とりあえず SDKと Android Studioは別のソフトだと言う事だけ確認しておくためです。
これだけ把握するのに、おバカな自分はかなり日数を費やして混乱してました(笑)
それでは、おおざっぱな把握は以上で、次回から具体的な準備を進めていきます。