2022年 4月 22日
こんどは ANDROID版のビルドをしてみましょう。
HSP3dish helper を起動します。
hsp3dh.exeというのがそうです。
管理者として実行でします。
「android」のタブにして、プロジェクト名を書きます、この名前のプロジェクトフォルダが作られます。
新規作成を押します。
しばらく待ちます。
フォルダが作られます。
extlib、gameplay、hsplib36r1フォルダは共通フォルダとして一度だけ作られます。
中身はこんな感じです。
assetsフォルダ、画像や音声やデータ等のデータを入れます。
binフォルダ、ここにビルドされたファイルができます。
hspフォルダ、表示画面の解像度の設定の hsp3dish.iniファイルを入れます。
resフォルダ、完成品アプリのアイコン画像を入れます。
ビルドするプログラムを選びます。
ソーススクリプトの参照を押します。
hspフォルダ内にある sample\hsp3dishフォルダの block3.hspでテストしてみます。
セットしたらビルドボタンを押します。
自分の環境だと 5分くらいは待つようです。
うまくビルドできない時は、一回再起動をおすすめします（初回設定時の話）
または前回記事の内容で、指定するフォルダの階層が間違っている、SDKマネージャーで必要な APIをダウンロードしてない、等が考えられます。
binフォルダに test1-debug.apkが作られました。
この -debug.apkが作られたアプリです、テスト版みたいな感じです。
実機転送をしてみます。
まず実機側の準備が要りますけど、これは実機によって様々だと思います。
とりあえず自分の持ってる実機 XPERIA SO-02Kの場合ですけど、案外ややこしいので過去記事に丸投げします。
Hextrategy 実機テスト Pert2と、エクスペリアSO-02KのPCへの接続の仕方
設定して USBケーブルで接続した状態とします。
helperの Logcatを押します。
きちんと接続されていれば beginningと表示されます。
転送ボタンを押します。
succeusと出れば成功です。
実機に転送されてます。
アイコンを押して走らせてみます。
うまく動いたようです。
もし問題があって動かない場合は、logcatにエラー情報が表示されます。
この画像はうまく動いた状態のものです。
グーグルストアへアップするアプリの生成
ここからはアプリストアへのアプリファイル（.apk）の生成をしてみます。
アプリストアへアップしない人は見なくて大丈夫です。
AndroidManifest.xmlを開いてみます。
minSdkVersion（最低動作実機）と targetSdkVersion（最適動作実機）に変更はないようです。
これは API 18以下の実機ではアプリが動かない事を意味しますけど、かなり古い機種になります、アンドロイド 4.4だったかな？そのくらい。
つまりアプリストアには、これ未満の古い機種で動くアプリは置けない、という事です。
.apkファイル（アプリストアへ上げる最終アプリ）をビルドしてみます。
リリースを押します。
しばらくするとできます。
ストアの署名キーを求められます。
表示はされませんけど入力して Enterを押せば通ります。
表示されないので自分はメモ帳に書いてあるものをコピペしてますけど大丈夫です。
ここでは過去に作ったキーを使ってます、その記事は以下の通り。
HSPDish Helper 署名のための証明書 .keystoreファイルの作成と ANDROIDアプリのリリースビルド
.apkファイルが最終的なアプリファイルです、実機転送してたのは debug.apkファイルです。
64bit版も生成されたようです。
さくっと言ってますけど、今回は確認程度ですけど、最初にやったときはかなり思考錯誤してます、その時の記事は以下の通りです。
内部テスト版リリースを試みる Part4、HSPDish Helper ver.1.72を使って 64bit版（内包）.APKファイルをビルドする
要はビルドできるだけではダメで、アプリストアへのアップでエラーがでないかです。
という事で、SDKは Revision 25.2.5 (January 2017)、JDKは 8u91（もちろん 8u321でも大丈夫だと思います）、NDKは r14b、アントは最新の、で一応ビルドできました。
アプリストアへ通るかはやってみないと分かりませんけど、その辺は現在製作中の CDWをストアへアップするようならその時に。
ビルドと実機転送と実行は以上です。