スマホゲームのマーケティングを考えてみた


2021年 7月 21日
 
 
 ゲームの開発が終わってからしばらく、ANDROIDでスマホゲームにどんなのがあるか遊んでみた。

 え?今までは遊んで無かったのかって?

 実機 SO-02Kが親のを借りてたのもあって、ほとんどダウンロードしてませんでした。

 親は別のもっと大きいスマホを買って来たので今は実質もらいうける形にはなってます。
 
 
 マーケティングが大事だと言うのは分かってるし、そもそもゲーム作る前にしろよ、というのも分かります。

 でも案外作るのに精一杯でマーケティングする余裕が無い、という事はあると思うんですよ。

 なぜかと言うと、技術が無いので、そもそも需要に沿ったゲームを作れない、という事があると思います。

 始めの内は持ってる技術に沿って作れるものを作ってる感じで、マーケティングを意識できるだけの余裕はありませんでしたね。

 マーケティングって何かと言うと、自分もよく知りませんけど、要するに需要は何かであって、例えばどの年齢層はどんなゲームを求めているのかとか、スマホゲームではどんなものが求めらているのか、どんなゲームが受けているのか、とか言う事です。

 例えばマンガの世界ですと、売れる要素の一つとして「可愛い女の子が描ける」というのがあったりするんですけど、これは案外スマホゲームだろうと、そういうニーズはあると思います、キャラとか絵柄はある程度は重要だと思いますね。

 とはいえ総合でマーケティングを言えば、結局は面白いゲームを作るという事に尽きると思います。
 
 

 以下はあくまでも自分の感想であって、必ずしもその通りとは限りません、あしからず。
 
 
 まず始めに総括として雑感「目が疲れる」と思いましたね。

 視力が落ちます。

 これはもう画面が小さいので、その小さい画面で小さいキャラとか動かしたり、小さい文字を読んだりしてると、ほんとに目が疲れます。

 その昔「本ばかり読むんじゃありません、目が悪くなるでしょ」から始まって「TVなんか見てると目が・・・」になって、自分の時代には「ファミコンなんてしてると目が・・・」になった訳です。

 明らかに TVゲームはそれまでより目を悪くするものでした。

 ところがパソコンの時代になって、自分みたいのは一日中モニターを見ている状態になったりした訳です。

 それが目を悪くする最後の最大の要因かと思いきや、なんとスマホはもっと目を悪くする要因として登場したようです。

 とにかく感想として「表示が小さすぎる」のがあって、開発環境では大きい表示でだからなのか、子供には別に問題ないからなのか、例えデザイン的にカッコイイのか知りませんけど、この小さい文字は何?というのはありました。

 ですので操作系の悪さの事もありますけど、目が疲れるしスマホゲームはアクションには向かない感じはしました。

 それでも頑張ってる作品はあります。

 例えば ANIMAという作品はアクションゲームとして操作系もよく考えられてます。

 しかし字は一体なんの機種で遊ぶ想定なんだと思う程に小さいし、とにかく小さい画面でアクションゲームをしてると、すぐに目が疲れてしまいます。
 
 
 スマホゲームで許容できる大きさは、横 3分割程度だと自分は思いました。

 例えば 3 × 3無人島サバイバルという作品があります。

 これは主人公を動かせば、それでゲームになります。

 結構面白いゲームですけど終わりが無く「ひたすら広告を見てもらう仕様」の底意地の悪い作品です(笑)

 しかし表示の大きさとして許容できるのは、せいぜいこの辺まででは無いのかとは思います。
 
 
 例えば、そもそもスマホのアイコン表示が横 4つなので、そのくらいが視認の限界なのかもしれない。

 とは言っても自分の作ったヘクストラテジーも、その点考慮して無かったなあ。
 
 
 
 次に雑感として「スマホはアクションゲームに向かない」と思いました。

 表示が小さいので目が疲れる、というのもありますけど、とにかく「操作がしづらい」というのがあります。

 シューティングもいくつかしてみましたけど、指が邪魔なのもありますし、どうやっても操作系のゲームに向いてるとは思えません。

 ゲーマーはパッドを繋いで遊んだりしてるようですけど、そこまでしてスマホゲームでやらなくても、とは思います。

 例えば、スマホゲームでは一番成功してると思われるフォーマット(構造企画)のパズドラでさえも「指が邪魔で見えない」というのを感じました。

 操作系のゲームで頑張ってる作品に魔女の迷宮という作品があります。

 この作品はトルネコダンジョン系(ローグライク)のゲームですけど、とても丁寧に作られていて、操作系もよく練られていますし、たぶんスマホゲームでは傑作だと思います。
 
 
 後アクションで面白かったので PostKnightという作品があります、インドネシアの作品だったかな。

 処理速度の関係で画像が切れてますけど、通常は自動で進み、下の 3つのスキルアイコンをタイミングよく押すことでスキルを発動します。

 これがなんとスマホゲームにはついぞ見えない「ゲーム性」を唯一感じさせる作品でした(笑)

 たぶんスキルを押すタイミングがテクニカルだからだと思います。

 そんな感じで横 3分割くらいが丁度良い感じはします。
 
 
 以上合わせてスマホゲームは操作に合わない感じで、ほとんどタップ処理で済ませた方がよい感じを受けました。

 ですので、やはり通常は自動でゲームが進み、要所でタップするようなゲームが良い感じはします。

 操作するだけでも腕を上げなければいけないので、ずっと操作だと疲れますし、ずっと画面を見つづけるのも目の疲れ的に合わない感じがします。

 やはりスマホのゲームだと、通勤の途中や休み時間にポチポチして進めるようなものが良いのかもしれませんね。

 どうにもコンシューマーや PCのように「腰を据えてゲームをする」ようなものに感じません。

 その点ヘクストラテジーは明らかにマーケティングを無視してますね(笑)
 
 
 
 という訳で総評として、腰を据えたゲームに向かない、巷のゲームのようにソシャゲというか自動で進むようなゲーム、放置してるとリソース(材料)が増えるみたいな RPGだとか、自動で進んで戦闘してる RPGだとか、タワーディフェンスだとか、クリカッーみたいな放置ゲームとか、シムシティみたいなシミュレーションとか、経営ゲームだとか、カードゲームとか、カジュアルゲームとか、そんな感じのが合ってる感じでしょうか。

 総じて言えばスマホゲームに、これと言って面白いゲームは無かったです。

 おそらく腰を入れてゲームするようなものでないために、つまり空いてる時間のヒマ潰し程度の要請であるために、コンシューマーの傑作のようなゲームは出難いのかもしれません。
 
 
 そんな事 10年前に考えて置けよ(笑)というか、明らかにスマホでゲーム作る前に考えて置く事でしたね。

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