HSPのダウンロードとインストール


 さて、今回はHSPのダウンロードとインストールから解説してみたいと思います。
 
 
 まあ、今更HSPのインストールが分からない、という人もいないと思いますが、超初心者からのHSP、という事でやってみましょう。
 
 
 HSPというのはプログラム言語の一つで、
 Hot Soup Processor(ホット スープ プロセッサー)の略。

 暖かいスープの事ですね、アイコンもそうだし、今更そうだったのか(笑)
img001

 ホット ソース(ソースコードの)プロセッサーだとか思ってた(笑)

 そういえば掲示板でも同じ話があったなあ、まあ細かい事だし、忘れてる。
 
 
 以下 HSP3.4の手順を書くけど、その前に HSP3.5β(ベータver)というのがある。

 3.5βは ZIPファイルなので、インストールもいらない。

 おそらく HSP Dishでビルドできずに挫折した人の多くは、HSP3.4と NDK r10以降の組み合わせで(3.4は NDK r9まで対応)、パッチの存在を知らずにだったろうと思う。

 HSP3.5βは、他にも JDK1.7以降の署名に対応とか、その他 HSP Dishの様々な不具合が修正されていたりするので、HSP Dishなら 3.5βのほうが良いかもしれない。

 今の所最新は 3.5β3だが、最新版が無いか確認しよう。

 

では以下3.4版の説明を
 
 
hsptv_bnr HSP3 ONION software
 まず↑ホームページから
 
 
img003
 ダウンロード
 
 
img004
 
 
img005 ああ、ベクターなのか
 
 
img00311
 ダウンロードの仕方はブラウザによると思う
 これはFirefox(ファイアフォックス)
 
 
img00313 ダウンロードファイルを開いて、hsp34.exe(インストーラー)を実行
 ん、あれ、開けない?
 
 
img006 こんな時は右クリックして管理者として実行。

 次の不明な発行元からのプログラムにこのコンピュータへの変更を許可しますか?(このウインドウの画像はキャプチャできないみたい)
 でハイ(Y)を押して、
 
 
img00317
 次へ
 
 
img00318
 インストールフォルダは C:\Program Files\hsp34 でもいい気がするけど、一応デフォルトにしておくかな
 
 
img00319
 スタートメニューに追加
 
 
img00320
 ショートカットは自分はよく使う
 拡張子(.HSP)はとりあえず関連付けないと
 
 
img00321
 インストールを押して
 
 
img00322
 しばらく待って
 
 
img00323
 このチェックボックスはどちらでも
 
 
img00324
 デモにチェックすると、軽快な音楽と共にデモが始まる
 前から気になってたんだけど、このBGMはオニタマさんの作曲なのだろうか
 
 
img00327
 デモ続き
 これもオニタマさんが描いたものなんだろうか(流石に違うと思うけど)
 
 
img00328
 デモ終わり
 
 
img00332 デフォルトの場所だとこの場所に、こんな感じ
 
 
img007
 デスクトップにショートカットがあると思う
 
 
 以上でHSPのダウンロードとインストールは終わり。
 
 
 
 
以下は蛇足だがプログラム言語の話しを少し
 
 
 プログラム言語には、マシン語(低級言語)→高級言語→簡易言語→スクリプト言語→エディッターのようなものがあると思います。
 
 
 マシン語というのは言語と言うより、コンピュータの使う CPUの挙動を直接命令するような感じです。

 CPUの挙動というかコンピューターが扱っているのは、元々 High(ハイ)と Low(ロー)の電気信号(電圧)でしかないので、ハイを 1、ローを 0とした 10(イチゼロ)の 2進数の世界だ。

 つまりコンピューターは 1と 0しか認識してない。

 だからもし、もっとも原始的な方法でプログラムを書くとすれば 1、0の羅列、2進数で書くことになる。

 例えば、昔々の映画でよく出ていたが、穴の開いたパンチテープはこの 1と 0を入力か出力している。
 
 
 それをもう少し人間に分かりやすくした物が、アセンブラ等の「低級言語」という事になる(のかな)

 今はどうなのか知りませんけど、昔 MSXで遊んでいた時の Z80アセンブラだとこんな感じ。

 d000 3e,64,06,00,fe,01,28,09

 数字は適当に参照したものですけど、16進数(0123456789abcdefで16段階で現す数字表記)で表し、3eとか特定の数字が命令(ニーモニックとか言った)になっていて、レジスタの出し入れと演算と、メモリアドレスのセットと読み書きくらいの挙動ができたと思います。

 今の winのような環境なら、バイナリエディタのようなものを使うらしい。

 こんな感じで人間が直接CPUに命令して、何かのプログラムを作るとなると膨大な作業になるので、特別な理由がなければ使いません。
 
 
 さて、厳密にはこうしたマシン語と呼ばれるものを「低級言語」、もう少し人間に分かりやすく「文法的にしたもの」を「高級言語」と呼ぶらしい。

 プログラミング言語の進化を追え: 第1回 サルでも分かるプログラミング言語の新潮流(前篇) まつもとゆきひろさんの記事

 とっても分かりやすいのを見つけたけど、このまつもとゆきひろさんという人は Rubyというプログラム言語を作った人らしい。
 
 
 それからもう一つ分かりやすいの

 主要なプログラミング言語8種をざっくり解説 shi3zの長文日記さんのページ

 これによるとやはり自分はプログラマーでは無いらしいね(笑)
 この人も C言語を中級言語と言ってるみたい。
 
 
 Fortranが始めだとして、COBOL、BACIC、C、Javaと、要するに厳密にはマシン語以外は全部、高級言語という事らしい。
 
 
 しかし自分も Cとか Javaが低級言語で、それ以降のもっと分かりやすく、有る程度の挙動をまとめたものを一文法で書き表せるようなものを高級言語だと思ってた。

 ネットでもしばしばそういう書き方をしているサイトがあるので、そのように覚えていた。

 これは何でかと言うと、おそらく昔の感覚では、マシン語で四苦八苦していた人が Cのような文法言語を使ったら、低級から高級だという感じを持っただろう。

 でも今の人の感覚からすると、マシン語は言語以前で、Cのような基礎的な言語を低級、その応用的な言語を高級と確かに感じる。

 だからほんとは、低級、中級、高級と分けるのが良いのかも知れない(笑)
 
 
 さて、HSPもこの定義で高級と、何と言いましょうかね、上級言語とか(笑)、簡易言語とか、とにかく言う言語です。

 例えばHSPでSCREEN 0 とだけ書いたものをもしC言語で書けば、たぶん10行くらいは(もっとだったかな)書くようじゃないかと思います。

 そんな風に有る程度の挙動プログラムをまとめて分かりやすく一つの命令文にセットしたような言語です。

 そういう言語は HSPに限らず、今はたくさんあります。
 
 
 HSPを選ぶ理由は「分かりやすいから」です。

 いきなり Cとか Javaとかやってもおそらく普通には分からないと思います。
 というより未だに自分は分かりません。

 そこで、おにたまさんもどこかに書いていたと思いますが、いきなり難しいプログラム言語で挫折するより、まず HSPでプログラムそのものの挙動に慣れてから、その他の言語に移る、という使い方が良いでしょう。

 HSPは言わばプログラムの小学校のようなものであり、Cや Javaはどうなんでしょう、中学校になるのか高校になるのか、とにかくまず小学校で「いろは」を学びましょう、という事です。

 実は私も大分プログラムに慣れてきたので、そろそろ他の言語も分かるかもしれないと考えています。
 
 
 エディッターというのは、RPGツクールとか、ノベル作成ツールとかSTGツクールもあるし、MUGENみたいな格闘作成ツールもあります。

 プログラムと言うより、有る程度まとめられた、あらかじめ組んである挙動を指定するタイプのものです。

 今はカードゲームも余程メジャーなジャンルになってるようで、カードゲーム制作ツールもあるようで笑ってしまいましたけど、わざわざプログラムから作る必要も無いほど、ツールは沢山あるようです。

 いずれにせよゲーム制作をしてると、マップエディッターとか、mob能力値エディッターとか、アイテム設定エディッターとかは作る事になります。

 今はゲームエンジンみたいな、ゲーム制作ツールのようなものまであるようです。
 
 
 そんな訳で、低級言語とか高級言語とかの違いは、コンピューターの挙動をより人間に分かりやすくする段階の違いととらえてます。

 左にいくほど難しいが、できる事が細かく多くなり、右に行くほど簡単ですが細かくカスタマイズできなかったり、できる事が少なくなります。

 それから、たぶん左に行く方が高速です。

 今はコンピューターの性能が上がって高速なので、そんなにスピードを気にする事は少なくなったと思います。

 変わりに、ハードの違いやOSの違いは、(より)高級言語のほうが有る程度互換性を持つ事が多いので、ゲーム制作くらいならば、高級言語以降(Cじゃ無くて)を使う事の方が多いのじゃないかと思います。

 スピードを要求されるゲームは Cを使うと言う事ですが、スマートフォンでは Cは使わないようですし、今はどうなんでしょうね。

 例えばHSP Dishも、PC、ブラウザ、アンドロイド、アイフォンの互換性を提供してくれるものです。
 
 
 どのプログラム言語を使うかは「何をしたいか」から選ぶ事になると思います。

 例えば、RPG制作はHSPでも大変なのでRPGツクールでも良い、という人もいるでょうし、もっと細かい所まで作りこみたければ、プログラムからする、という人もいるでしょうし、HSPは大規模プログラムに向かないのでHSPでRPGを作るのはナンセンス、と言うような人もいます。
 
 
 いずれにせよ「時間」という事から考えて、適性がなければHSPですら使いこなすのに10年もかかりますし、自分も1年半もかけてRPGを形にできなかった事などを考えても、何をしたいか、から時間が有限である事を考えて、作成方法を選ぶべきだと思います。
 
 
 ところでプログラマーの才能とか適性ですが、やはりたぶん数学が得意なら有利なんじゃないかと思います。

 計算ができる、という事ではなくて、ロジック思考というか論理思考みたいな適性だと感じます。

 それから勉強が得意な、机に長時間ジッと座っていられるタイプの人じゃないでしょうかね(笑)

 自分はこの集中力の無さ、でかなり苦労してますし、いくつか工夫もしてます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です